ポジティブな人は手足が温かい!? 知られざる冷え性とストレスの関係

「冷え」が引き起こす負のスパイラル

ストレスによる過緊張を放置していると、さらなる「冷え」の悪循環をまねいてしまう可能性があります。

まず、ストレスによって自律神経がバランスを崩し、交感神経ばかりが優位にはたらくと、血液がドロドロになるだけでなく、筋肉の硬直化が進みます。

筋肉が硬くなると血行が悪くなるので、ますます血液が体中に行き渡らなくなり、冷え性を悪化させてしまいます。

また、そもそも四六時中、手足の冷えを感じること自体が大きなストレスの原因となりえます。寒さを我慢してばかりいては、仕事に集中したり、プライベートを心から楽しんだりできないこともあるでしょう。こうしたイライラが積み重なると、さらに血行が悪くなってしまいます。

冷えによる筋肉のこわばりと、精神的な負担。「冷え」によって体と心の両面から、「冷え」が生まれるという悪循環を作りだしてしまうのです。

こうした「冷え」のスパイラルが続くと、さまざまな健康障害を引き起こす可能性が高くなります。

まず、「冷え」は足や顔などのむくみの原因となります。これは血行不良により、体内の老廃物を運ぶ役割をするリンパ液の流れが悪くなり、部分的に体液がたまってしまうためです。

特に女性の場合、リンパ液の流れが滞ると、スムーズに排泄されなかった老廃物が脂肪細胞と結合し、セルライトがつきやすくなってしまいます。

また、免疫力や自然治癒力が低下するため、風邪をひきやすくなる、自律神経の乱れにより、慢性的な疲労や頭痛が起こる、などの症状が現れます。

他にも、座りっぱなしで仕事をしている人は「第二の心臓」ともいわれるふくらはぎの筋肉をほとんど使わないため、下半身の血流が滞り、冷え性になりやすい、ということが指摘されています。

デスクワーク中心で仕事をしている人は、立ち仕事中心の人に比べて心臓病になる確率が2倍になるというデータも出されており、「冷え」の背後にある原因は放置しない方が良いでしょう。

やはり「冷え」は百害あって一利なし。放っておくと取り返しのつかないことになりかねません。

「ただの冷え性」と油断することなく、意識的に血行の改善をはかり、負のスパイラルを断ち切る必要があります。

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